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気象情報

大雨と雷及び突風に関する神奈川県気象情報

令和元年10月21日 11時27分横浜地方気象台発表

神奈川県では、前線と低気圧の影響で22日を中心に大雨となる見込みです。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、落雷、竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意してください。台風第15号や第19号の影響により被災した地域では、災害復旧作業への影響に十分留意してください。

[気象状況と予想]
 台風第20号は、21日9時には種子島の南東にあって、1時間におよそ45キロの速さで北東へ進んでいます。また、台風の北側に前線が停滞しており、台風周辺の暖かい湿った空気が流れ込み、活動が活発となっています。台風は次第に温帯低気圧の性質を帯びつつ日本の南を北東へ進んで、21日夜には紀伊半島の南海上で温帯低気圧となる見込みです。
 台風から変わった温帯低気圧は前線を伴って、22日夜遅くにかけて東日本の太平洋側を北東へ進み、23日朝には三陸沖に達する見込みです。

[防災事項]
 神奈川県では、前線と低気圧の影響により、21日夜には次第に雨となるでしょう。22日朝から昼前にかけては大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴い1時間に30ミリの激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みです。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意してください。前線の活動が現在の予想より活発となった場合には、警報級の大雨となる可能性があります。
 また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意が必要です。
 台風第15号や第19号の影響により被災した地域では、災害復旧作業への影響に十分留意してください。

[量的予想]
<雨の予想>
 21日12時から22日12時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
 東部 100ミリ
 西部 100ミリ
 その後、22日12時から23日12時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
 東部 およそ50ミリ
 西部 およそ50ミリ

[補足事項]
 今後発表する注意報、警報、気象情報、竜巻注意情報等に留意してください。
 次の「大雨と雷及び突風に関する神奈川県気象情報」は、21日17時頃に発表する予定です。